PS-218 ミスト・スプレー塗油装置

製品概要
PS-218塗油装置は、プレス金属加工で加工油を材料に塗布することを目的とした装置です。
PS-218はコントローラ、液分配装置(オイルタンク)、ノズルから構成されます。
コントローラは塗油量の調整、ノズル・エアー用電磁弁の制御を受け持ちます。
液分配装置(オイルタンク)は、電磁弁、エアー・レギュレータ、加圧タンクで構成され、コントローラの制御で加圧タンクの加工油をノズルへ分配します。
塗油量の調整は、塗油制御モードで決められたタイミングで設定された時間、ノズルごとに設けられた電磁弁を開きます。
ノズルは最大5個が液分配装置へ接続できます。ノズルが接続できる個数はPS-218のモデルによって異なります。
特長
- 塗油量を遠隔調整できる
- 液分配装置は吹きつけノズルの近くに設置しますが、コントローラはノズルから離して設置できます。
- 塗油量の自動調整
- プレスからのタイミングを接続すると、プレスのストローク数が変化しても、材料の単位面積当たりの塗油量を一定に保てます。
- 加工油の使用量の削減が可能
- 加工油の付着率の向上と加工毎の吹き付けで、加工油の使用量を大幅に削減できます。
- 塗油量の調整が細かくできる
- デジタル式設定のコントローラで、電磁弁の開閉をきめ細かく制御します。アナログ方式では得られなかった微調整と再現性を解決しました。
- カス上がり検出器PS-464との相性が抜群です
- 精密プレス加工で必須のカス上がり検出器の検知能力が向上します。
従来の給油方式では、加工油の付着量が一定せず、カス上がり状態との判別が不可能でした。PS-218を使用し均一塗布をすると、PS-464が持つ分解能0.1μmの高精度検出能力を十分に発揮することができ、より細かなカス上がりも検出できるようになります。
- 精密プレス加工で必須のカス上がり検出器の検知能力が向上します。
外形寸法図
PS-218コントローラー外形寸法図

PS-218タンク(3L)外形寸法図

仕様
塗油制御 | |
ノズル数 | 最大5 |
流量制御 | バルブ開閉時間方式 |
外部入力(TM、CLUTCH、操作禁止) | |
入力仕様 | 内部電圧(DC12V)式 無電圧の接点、または半導体スイッチを接続すること |
H レベル | 9.0V以上 1mA以下 |
L レベル | 3.0V以下 8mA以上 10mA 最大 |
出力(停止出力、連続禁止出力) | |
出力仕様 | 接点 AC240V/DC30V 3A |
電源・その他 | |
電源電圧 | AC100~240V ±10% 50/60Hz |
最大消費電流 | 0.8A/100V 0.4A/200V |
質量 | 2.3kg |
寸法(WHD) | 200×83.5×184mm 突起物含まず |
使用周囲温度 | 0~55℃ |
使用周囲湿度 | 35~85%RH 結露しないこと |
使用周辺雰囲気 | 腐食性ガス、塵埃のないこと |
スプレーノズル
スプレーノズル取付治具
マグネットスタンド(1個)

マグネットスタンド(2個)
