PS-381　サイクルステップカウンター

製品概要

サイクルステップカウンター「PS-381」は、最大 1000 ステップの出力設定と入力信号の計数を基に出力信号 を制御する、自動プレス加工用途向けの装置です。電磁弁の制御を行うことでカッティング制御が可能です。
AC/DC 両用 SSR 出力を内蔵しているので、接続先の電源は AC/DC どちらでも使用可能です。
シリンダのオートスイッチと接続してシリンダ動作の監視が可能です。(オプション)
イーサネット対応により、パソコンや PLC と接続することができます。

特長

• 「PS-333」と同等の機能
  • 8チャンネルの AC/DC 両用 SSR 出力が内蔵されています。
  • 最大1000ステップの出力設定が可能です。
• 液晶パネル表示による操作性向上
  • 液晶パネルによって出力設定の変更が容易にできます。
  • シリンダの動作テストが行えます。
  • 各チャンネルの出力ON回数のカウントを最大999999まで行います。
• センサーによる検出(オプション)
  • シリンダの前進端と後退端がセンサーによって確認できます。
  • 異常発生時に停止信号が出力されます。
• 生産管理に役立つ機能搭載
  • 99個のパターン登録ができます。
  • 最大500個のエラーなどの履歴が保存できます。
  • IDタグによるパターン呼出ができます。(オプション)
• イーサネット対応
  • HTML 形式によって設定内容等が確認できます。
  • 履歴内容を CSV 形式でダウンロードできます。
  • UDPプロトコルやTelnetプロトコルによって様々な設定や操作が可能です。

機能説明

基本的な出力制御

PS-381には、8CHのAC/DC両用SSR出力が内蔵されています。
各CHにつき、最大1000ステップまでの出力設定が可能です。

外部計数信号のONエッジによってステップをカウントし、各ステップの出力設定に従い、SSR出力を制御します。
ステップ値がリターン値に達すると、ステップ値が1に戻ります。
SSR出力方式は、各CHごとに、モード0からモード3の4種類から選択できます。

センサー使用による検出動作(オプション)

シリンダの前進端および後退端を検出するセンサー(例：シリンダスイッチなど)を使用することで、 シリンダ動作を監視できます(最大8CH、センサー16個)。
検出動作には、検出用外部入力信号(TD)を使用する方式と、使用しない方式があります。

(例) 検出用外部入力信号(TD)を使用する場合

検出用外部入力信号(TD)がONのあいだ、シリンダ動作が以下の条件を満たしているかを監視し、異常を検 出した場合は非常停止信号を出力します。
・出力信号がOFFの場合、前進端(F)センサーがOFFかつ後退端(B)センサーがONであること
・出力信号がONの場合、前進端(F)センサーがONかつ後退端(B)センサーがOFFであること

シリンダ監視のほか、以下の角度[°]を算出し、液晶画面に表示することができます(完了角度の算出)。
・出力信号がONしてから、シリンダのロッドが出る(FセンサーがONする)までの角度[°]
・出力信号がOFFしてから、シリンダのロッドが戻る(BセンサーがONする)までの角度[°]

(例) 検出用外部入力信号(TD)を使用しない場合

出力信号のONエッジやOFFエッジからの無監視時間以外を検出期間としてシリンダを監視します。
無監視時間は、出力信号ONエッジ時とOFFエッジ時のそれぞれで設定可能です。

検出用外部入力信号(TD)を使用せずに検出する場合は、完了時間[ms]を算出して液晶画面に表示します。
・出力信号がONしてから、シリンダのロッドが出る(FセンサーがONする)までの時間[ms]
・出力信号がOFFしてから、シリンダのロッドが戻る(BセンサーがONする)までの時間[ms]

外形寸法図

PS-381外形寸法図

PS-381外形寸法図

背面図

仕様